しみ・しわ
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納税額や美容外科の広告費から計算して、今や日本の整形人口は二十代女性で3割以上なのではないかという憶測もあり、中学校や高校進学と同時に親同伴で美容外科へ訪れる場合もあるという。更に、親の希望によって幼稚園や小学生といった児童が美容整形を受けるといったことが問題になっている。こうした日本における美容外科の人気は、美容整形を肯定するテレビやファッション雑誌といったマスメディアの影響があるのではないかとする説もある。一方で、美容整形を否定し陰口を叩くのを好む国民性の存在こそが、人に気づかれにくい若年のうちに美容外科手術を受けることに駆り立てる動機になっているともいえる。
日本においては、一部の美容整形施術、特に二重まぶた形成(重瞼術)にかかる美容整形費用が安価になりつつあるため、親に積極的に推奨されなくとも(あるいは反対されても)若年の者が自ら美容整形手術を希望するケースも増えている。例えば、「埋没法」と呼ばれる手法(医療用の糸を皮下に埋め込んで二重の皺を形成する手法)で行われる場合、診療所によっては約2万円程度で受けられる。また、「アイプチ(二重のり)」や「メザイク(粘着性の繊維)」、「アイテープ(二重形成シール)」といった美容整形手術とまではいえない簡易な整形法による影響もあり、若年層の女性は同年齢層の男性と比べ、一重まぶたを持つ者が少ないとも言われる。
日本では美容外科手術を受けた事実を隠す傾向が根強い。そもそも、日本においては、欧米では一般的なピアスや刺青といった「身体を傷付ける」とされるようなファッションを忌避することが多い。「何故、身体を侵すファッションを忌避するのか」といったことは学問的に深い検証がされたことはないため、一般には原因を文化や宗教観といったものに求めることが多いものの、詳しいことは分かっていない。同様に「どこまでを美容整形手術と看做すのか」といった定義も曖昧である。また、美容整形した事実を相手に指摘するのは侮辱であるとされている。
現在のところ、日本においては、美容外科手術を受けた者に対する社会の一部の偏見はまだ根強く残っているといわざるをえないため、特に公開された場における発言等に際しては、美容整形手術を受けた者のプライバシーを侵害しないか配慮が必要である。市民権を既に得ている美容整形手術としては、脱毛や縮毛矯正、歯科矯正などがある(これらは侵襲性がないか、少ないことから整形とはみなさないこともある)。芸能界では美容整形を受けることが当然になっていると噂されているが、美容整形手術をしたことを公然と認める芸能人は少ない。
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